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「旬例会 俳句大会」より。 1998年4月20日 岩室「高島屋」にて
特選
【久作】
桜の花びらの散ったあと、萼についている蕊の色どりに見入ってそのあざやかさに感嘆し、そのしべもまたこぼれるように降るのであろうと。しっかり見ている。俤のみな若くして花の散るという句があった。元海軍におられたころを思い出されたのであろう。
【栄祐】
花が咲いているのに、とても寒い冬に逆戻りしたようだ。せっかく仕舞ったコタツだが、もう一度出して暖をとろうか。この句を出しかけるが、出すという動作のワンショットを書き出してうまいし、動きを感ずる。家庭句である。
【修三】
散る花を見て寂しく感じた様子が、よく表現されている。
特選
選者吟
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